Mystisea




Mystisea のはじまり




こ の世界<メセティア>は神アルティスと女神 ヘレ ナが創造した。

初めはなにもない無を、アル ティスの息吹が大地を、へレナの涙が海を創造したと云われている。

や がてアルティスとヘレナは天界へと移り住み、多くの神々を生み出した。
残された大陸には、人間たちが住み始め、そして繁栄させていっ た。


大 陸が人間たちの 手に委ねられてから数千年後


突如として、一人の神シヴァがアルティスのもとを離反し、大勢 の
配下とともに人間界へ侵攻した。
この侵攻 は人間界に大きな被害をもたらしたが、アルティス率いる神々の軍勢には敵わず

やがてシヴァは生き残った仲間たちと共に魔族となって魔界を切り開き移り住んだ。


それからさらに数百年の後


以前の何十倍とも なった魔族は再び人間界に 侵攻を開始した。

この侵攻に対し、アルティスは魔族を滅ぼすために戦争をすることを決意。
神々は、侵攻を受けた人間界の者たちと、さらに異界の聖獣たちとも一緒になり
数 年にも及ぶ神々と魔族との戦争が始まった。

この戦争は双方にかなりの被害を与え、
最後にはアルティスとシヴァの同士討ちにより終結を迎える。
残された天界と魔界の者たちは二人の体をそれぞれ封印し、
魂が復活するまでの千年の時を待ち続けることとなった。

戦争によって人間界は甚大な被害を被り、数多の大陸は分断されてしまった。
そのほとんどが荒れる海原や渦潮、嵐などによって渡ることは不可能となる。
生き残った人々はこの戦争を天魔戦争と名づけ、これまでの年を旧メセティア暦、これからはこの年をメセティア 暦1年と定めた。


それから長い年月の後、人々はやがて天魔戦争のこともかつて人間界が広大であったことも忘れ去っていく。




こ れは、終結から目覚めまでの千年の物語


全 ては一つの石から刻まれる







Mystiseaについて


Mystiseaシリーズは一つの世界観 を舞台にした幾つもの話からなる物語です。
個々の話は独立した物から続編として描かれる物など様々であります。
こ こでは主にMystisea全体の概要などを補足していきたいと思っています。